いぼ痔(痔核)とは


おしりの悩み、ひとりで抱え込んでいませんか?
「お尻から血が出た」
「トイレの時に何かお尻から飛び出てくる」
そんな症状があっても、デリケートな場所だけに「恥ずかしくて誰にも言えず、どうしたらいいか分からない」と悩んでいる方はとても多くいらっしゃいます。いぼ痔(痔核)は、誰にでも起こりうる非常に身近な病気です。
私たちの肛門には、便が漏れないようにピタッと閉じるための「肛門クッション」と呼ばれる組織が備わっています。このクッション部分の血液の流れが悪くなって、うっ血(血が溜まること)し、イボのように膨らんでしまった状態がいぼ痔です。
「恥ずかしい」「手術が怖い」と受診を先延ばしにするうちに症状が悪化してしまうケースも少なくありません。
しかし、お尻の出血は、いぼ痔だけでなく、大腸がんや潰瘍性大腸炎といった重大な病気のサインである可能性もあります。本当にその症状はいぼ痔なのでしょうか?また、いぼ痔はどのように治療していけばよいのでしょうか?
さいたま市南区にありますジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックには日本大腸肛門病学会専門医が在籍しています。専門的な知識と診察によって、あなたの「おしり」の悩みから症状の原因を見極め、最適な治療をご提案します。まずは勇気を出して、お気軽に一度ご相談ください。
いぼ痔の症状と種類

いぼ痔は、発生する場所や状態によって「内痔核」と「外痔核」に分類され、それぞれ呼び名と症状が異なります。
知覚神経のない粘膜部分にできる「内痔核」は痛みを感じにくい一方、皮膚部分にできる「外痔核」は強い痛みを伴うのが特徴です。
適切な治療を行うためには、ご自身のいぼ痔がどのタイプで、現在どのような状態にあるのかを正しく理解することが大切です。

1. 内痔核(内側のいぼ)
肛門の少し奥にある直腸粘膜の下の血管網がうっ血し、いぼ状に腫れてしまった状態です。この部分は「歯状線」よりも奥にあるため痛みを感じる神経が通っておらず、腫れても痛みを感じることはほとんどありません。そのため自覚症状がないことも多いですが、排便時の負担で出血しやすいのが特徴です。出血の勢いが強く、トイレットペーパーに血がつくだけでなく、ポタポタと垂れて便器の水が真っ赤に染まることも珍しくありません。進行すると、排便時に腫れが肛門の外へ脱出するようになります。
Goligher(ゴリガー)分類
進行具合は「Goligher分類」という専門的な基準で分けられます。
Grade 1:排便時に出血やうっ血があるが、脱出はしない。
Grade 2:排便時に脱出するが、排便が終わると自然に内に戻る。
Grade 3:排便時に脱出し、指で押し込まないと戻らない。
Grade 4:常に脱出しており、指で押し込んでも戻らない、またはすぐに飛び出してしまう。
内痔核による症状
排便時の出血
痛みはないのに、ポタポタと赤い血が落ちたり、トイレットペーパーに血がついたりします。
脱出(脱肛)
進行すると、排便時にイボが外に出てくるようになります。最初は自然に戻りますが、次第に指で押し込まないと戻らなくなり、最終的には常に外に出たままになります。
残便感・かゆみ
便が出きらない感じがしたり、粘液で下着が汚れて肛門周りがかゆくなったりします。

2. 外痔核(外側のいぼ)
肛門の出口付近にある皮膚部分(肛門上皮)の下にある血管網がうっ血し、いぼ状に腫れてしまった状態です。この部分は「歯状線」よりも外側にあるため、痛みを感じる知覚神経が通っており、腫れると痛みや違和感を伴うことがあります。
特徴的なのは、排便時にトイレで強くいきんだり、長時間座り続けたりすると、うっ血によって一時的にプクッと腫れる点です。この腫れは、排便を終えて立ち上がったり、お風呂で温めたりすると、血流が改善し、自然に引いて小さくなることがよくあります。内痔核のような激しい出血はあまり見られませんが、肛門のふちに異物感や残便感を感じたり、皮膚のたるみ(皮垂)として残ったりすることがあります。
いきみによる腫れ
トイレで強くいきんだり、長時間座り続けたりした際に、肛門のふちがプクッと腫れることがあります。この腫れは血流が良くなると自然に小さくなることが多いのが特徴です。
痛み・違和感
発生場所(歯状線より外側)には知覚神経が通っているため、腫れた際に痛みや、何かが挟まっているような強い違和感を感じることがあります。
皮膚のたるみ(皮垂)
肛門の痒み
繰り返し腫れることで、皮膚が伸びて「皮垂(ひすい)」と呼ばれるたるみが残ることがあります。また、皮膚の凹凸で汚れが拭き取りにくくなり、痒みやべたつきの原因になることもあります。
注意が必要な急性の症状

嵌頓痔核
(かんとんじかく)
脱出した内痔核が肛門の筋肉で締め付けられ、戻らなくなった状態です。全体がパンパンに腫れ上がり、座ることも困難なほどの「激痛」を伴います。
放置すると組織が壊死する恐れがあるため、整復(元の位置に戻すこと)など早急な処置が必要です。
血栓性外痔核
(けっせんせいがいじかく)
ある日突然、肛門のふちに「パチンコ玉」や「大豆」くらいの大きさの硬いしこりができ、ズキズキと激しく痛むのが特徴です。
これは、肛門の周りの血管の中で血液が固まって「血栓(血の塊)」ができ、急激に腫れ上がることで起こります。皮膚がパンパンに引き伸ばされるため、座るのもつらいほどの強い痛みを感じることがあります。
いぼ痔の主な原因は、お尻への「負担」と「血行不良」
肛門付近の血流が悪くなる生活習慣が、いぼ痔を引き起こしたり悪化させたりします。
排便習慣
トイレで長くいきむ、スマホを見ながら長時間座り続ける、便秘で硬い便を出す、あるいは下痢を繰り返す。
生活スタイル
デスクワークや運転など長時間同じ姿勢でいる、重いものを持つことが多い、立ちっぱなしの仕事。
冷え・食事
お尻が冷えると血流が悪くなります。また、アルコールや香辛料などの刺激物の摂りすぎも肛門を刺激します。
妊娠・出産
お腹の重みによる圧迫や、出産時の強いいきみが発症のきっかけになることも多いです。
ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックの診察について


プライバシーに配慮した診察
「痔」なのか「他の病気」なのか、専門知識を持つ医師がしっかりと見極めます。
「お尻を見せるのは恥ずかしい」という患者様のお気持ちを第一に考え、タオルを使って肌の露出を最小限に抑え、素早い診察を心がけています。診察時には必ず女性スタッフがそばに付き添いますので、女性の方もリラックスして診察をお受けください。

デジタル肛門鏡による精密な診察
指診に加え、デジタル肛門鏡で患部をモニターに映し出し、患者様と一緒に状態を確認しながら説明します。「本当に痔なのか?」という不安を解消し、納得して治療を受けていただけます。

「おしりと大腸」をトータルケア
肛門鏡では下部直腸の粘膜も一部観察できるため、大腸がんやポリープ、炎症性腸疾患などの可能性がないか慎重に確認を行っています。診察の結果、痔以外の疾患が疑われる場合には、大腸内視鏡による精密検査をご案内いたします。
当院では土曜・日曜の検査にも対応しており、お忙しい方でも「おしりと大腸」の両方を詳しく検査することが可能です。
※緊急性が高い場合や全身状態が優れない方などは、安全を考慮し、平日の検査をご案内することがございます。

いぼ痔の治療方法
「お尻に違和感があるけれど、受診したらすぐに手術と言われるのではないか……」と不安に思い、我慢を重ねてしまう方は少なくありません。しかし、「痔=すぐに手術」というわけではありません。
実は、早期に受診された方の多くは、適切なお薬の使用と生活習慣の見直しによって、十分に症状をコントロールし、手術を回避できています。
まずは、生活習慣の改善から取り組むことが重要です。
お尻を温める
お風呂にゆっくり浸かることで肛門周囲の血行を良くし、うっ血を改善します。
トイレ時間の短縮
長時間のいきみは悪化の元です。排便は3分以内を目安に済ませましょう。
食生活の見直し
食物繊維を積極的に摂り、水分補給を心がけることで、理想的な便の状態を目指します。
薬物療法
保存的療法
腫れや痛みを抑える坐薬や軟膏、内服薬を処方し、便通を整えて患部の負担を減らします。
いぼ痔が飛び出し戻らなくなった「嵌頓痔核」の場合も、まずは保存治療が基本です。飛び出した部分を中へ戻す「用手的還納」を行い、お薬で炎症を抑えます。
外科的治療
急な痛みや腫れを伴う「血栓性外痔核」には、その場で血栓を取り除く短時間の日帰り処置(血栓除去術)を行います。
一方、脱出や出血を繰り返す「内痔核」で根治手術が望ましい場合は、入院設備のある専門施設をご紹介します。
お尻の悩みは、
ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックへご相談ください


デリケートな場所だからこそ、確かな技術と知識を持つ医師選びが重要です。
「市販薬を使い続けているが改善しない」「手術になるのか不安」といった疑問に対し、的確な診断と最適な治療プランをご提示します。手術が必要ないケースも多く、早期受診が安心への近道です。
当院はJR武蔵浦和駅から徒歩4分とアクセスも良好です。その利便性から、さいたま市内はもちろん、戸田市、蕨市、川口市、朝霞市など近隣の市町村からも多くの方にご相談いただいております。
プライバシーに配慮した環境で、患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療を行います。まずは一度、お気軽にご相談ください。
まずは外来のご予約をお願いいたします