さいたま市で切れ痔(裂肛)の治療なら
|専門医が痛みの原因と治し方を解説|


切れ痔(裂肛)とは?
「排便時の激しい痛み」我慢していませんか
「トイレのたびに、お尻が切れるように痛い」
「排便が怖くて我慢してしまう」
そんな悪循環に陥っていませんか?
切れ痔(裂肛)は、硬い便の通過や激しい下痢によって、肛門の出口付近の組織が裂けてしまう状態です。
ここでいう「皮膚」とは、お尻の表面の皮膚ではなく、肛門の内側にある「肛門上皮(こうもんじょうひ)」という部分を指します。
【ポイント】なぜ「ただの傷」がこんなに痛むの?
肛門の入り口から数センチ内側の部分は、一見粘膜のように見えますが、実は非常に繊細な「皮膚(上皮)」でできています。ここには痛みを感じる知覚神経が密集しているため、わずかな傷でも鋭い激痛を感じるのが特徴です。
「ただの傷だから自然に治る」と放置しがちですが、痛みのためにトイレを避けると便がさらに硬くなり、傷が深くなるという「負のサイクル」を招きます。私たちジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックでは、この痛む「おしり」のケアだけでなく、根本原因である「おなか(便通)」からの改善を大切にしています。おなかとおしり、両方の専門医だからこそできるアプローチで、『また痛むのでは…』という毎日の不安をしっかり解消します。
切れ痔の症状(急性期)

早めの受診が完治のカギ
切れ痔は、発症して間もない「急性期」と、症状を繰り返して悪化した「慢性期」で現れるサインが異なります。
発症して日が浅い急性期の切れ痔(急性裂肛)は、以下のような症状が特徴です。
この「急性期」の段階であれば、傷はまだ浅いため、市販薬ではなく適切な処方薬を使いながら便を柔らかく保つだけで、短期間でスッと治癒することがほとんどです。
排便時の鋭い痛み
便が通過する瞬間に、「ピリッ」「ズキッ」と引き裂かれるような鋭い痛みが走ります。
少量の鮮血(出血)
拭いたトイレットペーパーに赤い血がつく、あるいは便の表面にスジのように血がつく程度の出血が見られます。
排便後にスッと引く痛み
急性期の場合、排便が終わると痛みは徐々に引き、しばらくすると治まることが多いのが特徴です。
切れ痔の「3徴(さんちょう)」


慢性化のサイン
急性期の切れ痔を放置し、切れては治る状態を数ヶ月繰り返して慢性化(慢性裂肛)すると、肛門には特徴的な3つの変化が現れます。これを「切れ痔の3徴」と呼びます。かなり進行しているサインです。さらに悪化すると肛門が狭くなり(肛門狭窄)、鉛筆ほどの太さの便しか出なくなることもあるため、早急な治療が必要です。
裂肛(れっこう):えぐれた深い傷
傷が慢性化して深くなり、潰瘍(かいよう)のような状態になります。排便時だけでなく、排便後もジンジンとした強い痛みが数時間続くようになります。
見張りいぼ
傷の外側(肛門のふち)の皮膚が、炎症を繰り返して硬く盛り上がったものです。「外側にイボができた(いぼ痔になった)」と勘違いされる方が多くいらっしゃいます。
肛門ポリープ
傷の内側(肛門管の中)の粘膜が炎症で肥大化したものです。排便時に外へ飛び出してくることもあります。
なぜ切れ痔になるの?主な原因


便秘や下痢の繰り返しが、繊細な「肛門上皮」を傷つけています
主な原因は便通の異常です。特にお尻の組織が薄く、便秘になりやすい女性に多く見られます。
便秘(硬い便)
硬いコロコロした便を無理に出そうとして、肛門上皮が物理的に裂けてしまいます。
下痢(勢いのある便)
下痢便の強い勢いや、何度も拭くことによる摩擦、消化液による炎症が原因となります。
肛門の血流不足
冷えや長時間のデスクワークなどで血行が悪くなると、傷の修復機能が低下します。
切れ痔の治療方法


基本は「切らない保存的療法」
切れ痔治療の原則は、手術を行わない「保存的療法」です。急性期はもちろん、慢性期の方でも多くがお薬と生活習慣の改善で治癒が期待できます。
※肛門が狭くなって排便に著しい支障がある(肛門狭窄)場合や、見張りいぼが大きく生活に支障がある場合に限り、専門医の判断のもとで日帰り手術などを検討します。
薬物療法
(痛みと炎症のコントロール)
ステロイドなどを含む注入軟膏や座薬で、直接患部の痛みや炎症を速やかに鎮めます。あわせて内服薬を使用し、体の内側から血流を改善して腫れを引かせ、傷の治癒を促します。また、痛みが強い方には鎮痛薬(痛み止め)も処方し、辛い症状をコントロールします。
便通コントロール
(最重要の治療)
「便を柔らかく、良い状態に保つこと」が最大の治療です。酸化マグネシウムやモビコールなどの緩下剤に加えて、整腸剤を処方します。「いきまず、スルッと出る」状態を保つことで、傷口への負担を最小限にします。
生活習慣の指導
水分や食物繊維のしっかりとした摂取、入浴による患部の温めなど、切れ痔が再発しにくい生活環境を一緒に整えます。また、排便時に傷を直接刺激して強い痛みの原因となるため、唐辛子などの強い香辛料は避けるようにします。
【重要】その出血や痛み、本当に「ただの切れ痔」ですか?

大腸カメラの必要性
「排便時に血が出た」「お尻が痛い」という症状は、切れ痔だけでなく、大腸や直腸の重大な病気のサインである可能性も隠れています。 切れ痔と間違われやすい危険な病気には、次のようなものがあげられます。
肛門管がん・直腸がん(直腸がんの肛門への進展)
肛門のすぐ奥にある直腸にがんができると、排便時に痛みや出血を伴うことがあります。また、直腸がんが肛門管(肛門の通り道)にまで広がっている場合や、肛門そのものにがんができる「肛門管がん」の場合、「なかなか治らない痔」として長期間見過ごされてしまうケースが少なくありません。
炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎など)
腸の粘膜に慢性的な炎症が起こり、下痢や血便を引き起こす病気です。特にクローン病は、難治性(治りにくい)の複雑な切れ痔や痔ろうを合併しやすい特徴があります。「下痢のせいでお尻が切れた」と思っていたら、実は腸の奥で強い炎症が起きていたという場合があります。

「いつもの痔の出血だろう」という自己判断は非常に危険です。
当院では、「おしり(肛門)」の表面的な診察だけでなく、必要に応じて「おなか(大腸・直腸)」の奥まで直接観察できる大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を強く推奨しています。
おしりの症状に隠れた病気を見逃さないためにも、痛みが続く場合や出血がある場合は、大腸カメラ検査もご相談ください。
▼当院の「痛みに配慮した大腸内視鏡検査」について詳しくはこちら▼

「トイレが怖い」その悩み、当院にお任せください
切れ痔は、我慢すればするほど傷が深くなり、治りにくくなる病気です。しかし、適切な「便通のコントロール」と「正しいセルフケア」を行えば、あの鋭い痛みから解放されます。
ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックは、JR武蔵浦和駅から徒歩4分の通いやすいクリニックです。
さいたま市内(南区、浦和区、桜区など)はもちろん、戸田市、蕨市、川口市、朝霞市など近隣の市町村からも多くの患者様にご来院いただいております。
プライバシーに配慮した環境で、「おなか」と「おしり」の専門医が、あなたのデリケートな悩みに親身になって対応いたします。まずは一度、安心してお気軽にご相談ください。
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