経鼻胃内視鏡検査について


鼻からのラクチン胃カメラと内視鏡AIによる高精度で負担の少ない検査
胃をはじめ、食道や十二指腸の中を直接観察する検査です。先端部外径5.4mmの細い内視鏡を鼻から挿入することで、「オエッ」となる反射が少ない。ラクチン胃内視鏡検査が可能です。さらに、AIメディカルサービス社の最新内視鏡AIを活用し、高精度な検査を実現しています。
「胃もたれや胸焼けが続いている」、「食欲がわかない」、「ピロリ菌の治療歴がある」…そのような症状があるかたは、ぜひ当院までご相談ください。
このような症状、
お悩みはご相談ください
TROUBLE
- 胃もたれが続いている
- 慢性的な胸焼けで悩んでいる
- 腹痛がある
- 便の色が黒っぽい
- ゲップの回数が増えた
- 食欲低下や体重減少がある
- ピロリ菌に感染しているかた
- 飲食の時に胸の「しみる」「チクチク」した感じがある
- ピロリ菌の除菌治療を受けたかた
- 検診で要精密検査の判定だった
当院の胃内視鏡検査


年間3,800件以上の豊富な
胃内視鏡検査実績
消化器・大腸・肛門を専門とする当院では、日々多くの患者様に対して検査を行っています。年間3,800件以上の検査実績があり、豊富な経験と知識を持っております。胃内視鏡検査を受けたいがクリニック選びで悩んでいるなどお困りのかたは、ぜひ一度当院までご相談ください。

各種先端設備を活用した
胃内視鏡検査
当院では胃内視鏡検査関連の先端設備を各種導入しており、さまざまな症例に幅広く対応します。極細径経鼻胃内視鏡 GIF-1200N、二酸化炭素送気装置、内視鏡業務支援システム Solemio ENDO、AIメディカルサービス社のAIを搭載した内視鏡画像診断支援システム gastroAI-model Gなど、これらの設備を活用した検査を実施します。高精度、かつ患者様負担を少なく検査を進めますのでご安心ください。

患者様にも胃や食道を
見てもらいながらの検査
当院では胃内視鏡検査の際、患者様側にもモニターを設けております。胃カメラで胃や食道の状態を医師が確認する時は、リアルタイムで患者様もカメラに映るライブ画像を見ることができます。検査中に医師と画像を見ることで、患者様にも現状をご理解いただきやすいメリットがあります。

画像付き検査結果を提供するなど
患者様にとってわかりやすい内容
当院では検査結果をわかりやすくお伝えするため、検査で得た画像も合わせて資料をご提供させていただいております。文字や数値だけでなく画像も使用し、視覚的にも理解しやすい内容にしていますのでご安心ください。もちろん、結果のご説明は当院の医師より丁寧にわかりやすく行います。

胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を
同日実施することも可能
当院では、患者様のご要望や症状を考慮して医師が診察を行ったうえで、当日に胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査の両方を受けることができます。通院の回数が減る、下剤での負担が減るなど、両検査を同日に実施するのは患者様にとっても良いことがあります。ご希望される場合は、お気軽にご相談ください。

経鼻内視鏡によって
患者様負担が少ない検査
当院で行う胃内視鏡検査では、胃カメラを鼻から挿入する経鼻内視鏡を採用しています。胃カメラの中でも特に小さいサイズを使用するため、検査時に生じる痛みや違和感などの患者様負担を抑えることができます。通常、経鼻胃内視鏡検査で鎮静剤は使用しませんが、のどを通るときのオエッとなる嘔吐反射が苦手なかた・ご不安なかたには使うこともできますので、お気軽にご相談ください。
AIが胃がんの診断をサポート


内視鏡AIが医師をアシストし
より正確な診断を行います
内視鏡AIとは、医師が内視鏡検査を行う際に、その診断を補助する“内視鏡画像診断支援システム”を指します。内視鏡検査中に、内視鏡AIを使用することで、病変部分を矩形(くけい)などで表示し、医師の診断をアシストします。今までの検査では、医師が一人で検査を行い、病変を発見し、その病変について判断を行う必要がありましたが、内視鏡AIを使うことで医師の診断をサポートし、病変の見逃しを減らすことが期待されています。ソフトウェアの精度が上がれば、将来的にはがんの見逃しがゼロとなる日がくるかもしれません。
AIメディカルサービス社が開発した
内視鏡画像診断支援システムを
使用しています
当院では、2024年3月4日に発売となりました、内視鏡の画像診断支援AIを開発するAIメディカルサービス社が開発した、医師の診断補助を行うAIを搭載した内視鏡画像診断支援システム(販売名:内視鏡画像診断支援ソフトウェア gastroAI-model G)を導入しました。
経鼻胃内視鏡検査を行っているときに、医師が胃がんなどの腫瘍性病変を疑った場合に、フリーズ操作を行うと、AIが解析をし、腫瘍が疑われる部位を四角い枠(矩形)で画面上に表示します。
医師はその表示を参考に、さらに詳しくその部分を観察したり、「NBI(narrow band imaging)」という特殊な光を使って病変の確認を行います。腫瘍の可能性が高いと判断された場合には、生検(組織を採取して調べる検査)を行います。
内視鏡AIは胃がんを見逃さずに発見する能力(感度)が高いことが特徴です。内視鏡AIと医師が連携して検査を行うことで、より正確で信頼性の高い診断が可能になります。
※生検を行うかどうかや、紹介先での詳しい検査や治療が必要かどうかは、最終的には医師が判断します。内視鏡AIが反応を示しても、詳しく観察した結果、炎症などの良性変化と判断された場合は、生検を行わないこともあります。逆に、AIが反応しない場合でも、医師が必要と判断すれば生検を行うこともあります。
胃内視鏡検査の流れ

予約
胃内視鏡検査を希望されるかたはWEBかお電話にてご予約ください。そのうえで一度ご来院いただき、医師による診察や検査の説明を行います。検査を受けることを決められた後は、検査日時をご予約いただきます。
検査前日の準備
常用薬は検査前日も服用いただいて問題ありません。お食事は夜8時以降は摂らないようにしていただきます。水やお茶の摂取は可能です。
検査当日・ご来院前の準備
朝ごはんは食べないでください。水分は検査の1時間前まで摂取可能です。鎮静剤を使用予定の方は、検査後は車・バイク・自転車の運転ができません。お越しの際は、これらの交通手段を避けてください。また、承諾書をお持ちのうえ、受付にご提出をお願いいたします。
検査時
検査前に、胃の中の泡を取り除く薬を飲んでいただきます。また、鼻に麻酔をして胃カメラ挿入時の痛みを軽減させます。ご希望によっては、鎮静剤を使用することもできます。検査時間は5~10分程度です。医師の判断により組織検査を行います。
検査後
検査結果について医師から説明があります。検査後は1時間ほどで飲食が可能になりますが、組織検査を受けられたかたは、当日の飲酒や刺激の強い食べ物はお控えください。組織検査の結果は約3週間後に判明いたしますので、外来を再度ご受診いただき、医師の診察をお受けください。
スマート内視鏡検査について


内視鏡検査の事前診療は
オンラインで実施することが
できます
経鼻胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査の事前診察は、オンライン診療にて対応させていただいております。ご来院日は検査当日のみとなりますのでご留意ください。事前のご来院が難しいかた、外出頻度を減らして検査のみで済ませたいかたなど、ぜひご活用いただけますと幸いです。
検査の対象者
- 70歳未満のかた
- 事前にメール、または電話で検査日を押さえることができるかた
※大きな病気のあるかた、血液をサラサラにするお薬を服用しているかたは事前にご相談ください
オンライン診療について


患者様の症状によっては
ご自宅で診療を受けることもできます
当院では、オンライン通院システム「クリニクス」を導入しており、遠隔診療を行っております。症状に大きなお変わりがなく、薬の継続処方で経過観察が可能な場合などはご利用できます(処方箋は郵送)。なお、通常の診察料に加え、領収書などの郵送代が発生いたしますので、ご理解のうえでご予約ください。(システム利用料800円)
RESERVATION 予約の流れ




予約方法
担当医師へオンライン診療が可能かご相談のうえ、ご予約をお願いいたします。初めて診察予約を行う際に登録が必要となり、一度登録すると次回以降は入力不要です。
ピロリ菌について


ピロリ菌は内服で
除菌することができます
胃の粘膜に感染するピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍をはじめ萎縮性胃炎などの疾患を引き起こす菌です。基本的に汚染された食べ物や水から体内に感染し、衛生環境が良くなった現代では昔ほどのリスクはありません。ただし、知らず知らずのうちに感染していることもあり、将来の胃がんの原因にもなり得ますので、当院ではピロリ菌の除菌治療を推奨しています。
このような症状、
お悩みはご相談ください
TROUBLE
- 胃の痛み
- みぞおちの痛み
- 吐き気がする
- 吐血した
- 嘔吐が続く
- 黒い便が出る
- 胸焼けがする
- ゲップする回数が増えた
- 食欲不振である
- 体重が落ちた
当院のピロリ菌検査


ピロリ菌の除菌は
保険診療の範囲内で受診可能です
胃内視鏡検査およびピロリ菌検査にて、ピロリ菌の陽性反応が出た場合、保険診療にて2次除菌まで対応可能です。1次除菌では胃薬を処方して1週間内服いただき、除菌ができていない場合は2次除菌として抗生剤を内服いただきます。2次除菌まで行えば約98%は除菌が確認できますが、ピロリ菌が体内に残っている場合は自費診療で3次以降の除菌を受けることもできます。
3次除菌〜5次除菌は自費診療
2次除菌後も体内に菌が残っている場合、2次除菌時とは別の抗生剤を服用していただく3次除菌を行うことができます。3次除菌以降は自費診療となり、状態に応じて4次、5次と除菌を行うことも可能です。
ピロリ菌の検査方法
ピロリ菌に感染しているかの検査
当院では、便検査・尿検査・採血でピロリ菌の有無を調べます。主に便検査(ピロリ菌の抗原を調べる検査)を行っており、治療にかかる費用は保険診療(3割負担)で約1,500円程度となります。
ピロリ菌除菌後の検査
便検査または尿素呼気検査にて、服用後に結果を調べます。検査にかかる費用は保険診療(3割負担)で約1,500円程度です。
料金表

料金表
保険診療
経鼻内視鏡検査 | 3割負担の場合 8,000~12,000円 |
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ピロリ菌の抗原を調べる検査(便検査) | 3割負担の場合 1,500円 |
ピロリ菌除菌薬 | 3割負担の場合 3,000円 |
ピロリ菌除菌薬服用後の検査(便検査、または尿素呼気検査) | 3割負担の場合 1,500円 |
※表示金額は全て税込みです。
自由診療
胃内視鏡検査 | 22,000円 |
---|---|
ピロリ菌除菌薬 | 約10,000円 |
※表示金額は全て税込みです。
※検診で内視鏡を受けて組織検査をした場合、組織検査分は別途、追加料金が発生します。
お支払方法
PAYMENT 当院では、下記のお支払方法が可能です。
- 現金
- 現金でのお支払い
- クレジットカード
- VISA/Mastercard
医療費控除について
1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の金額の所得控除を受けることができます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象となります。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。
注意点・リスク・副作用

・検査によって出血や消化管穿孔が生じる可能性があります。
※上記治療に関しては東大病院など連携施設と適切に対応いたします。
よくあるご質問

ヘリコバクターピロリ菌の検査や除菌治療は保険範囲内でしょうか?
A. 胃内視鏡検査を半年以内に受けていることが、保険適用となる条件になります。全額自費の場合、診察代金とピロリ菌検査代で約5,000円になります。健康保険範囲内(2回目の除菌)でも効果がなかった場合、自費診療で3次除菌以降も受診いただけます(約10,000円)。
バリウム検査で胃ポリープありと言われたのですが、胃内視鏡検査は必要でしょうか?
胃のポリープの場合、ほとんどが良性のポリープであり、がんに育つ可能性のある腺腫や早期胃がんであることはめったにありません。DないしはE判定(要精密検査)とされている場合、胃内視鏡検査の受診などを推奨しています。
検診で毎年胃のバリウム検査や胃内視鏡検査を受けなければなりませんか?
まずはピロリ菌の有無を調べて、体内にいる場合には除菌する必要があります。特に、胃炎の強いかたは毎年の胃内視鏡検査が必要とされています。今後リスクに応じて、ピロリ菌陰性で胃炎もないかたは、胃がん検診不要というように変わって行くと思われます。
内視鏡検査に関するご予約・
お問い合わせ

内視鏡検査をご希望の方は、下記フォームで「内視鏡検査メール予約」を選択し、必要事項をご記入ください。こちらで仮予約をお取りいたします。
検査前には原則として、事前のご来院をお願いしています。ご予約後、1週間以内にご来院いただき、検査前診察をお受けください。
※65歳以上の方や、複数の既往症をお持ちの方は、安全面を考慮し、検査は平日のみの実施となります(土日は不可)。
仮予約や診療内容に関するご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。ご返信には1週間ほどかかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
お急ぎの場合は、お電話にて当院(048-837-9333)までご相談ください。